「戦略を考えよう」と言われて、何から始めますか?
経営戦略、事業戦略、営業戦略、マーケティング戦略。戦略という言葉はひとつではありません。いきなりフレームワークを使う前に、「いま自分たちは何を決める必要があるのか」を見つけることから始める、という話です。
「来期の戦略を考えよう」。経営の場では、よく出てくる言葉です。新規事業の戦略、営業戦略の見直し、マーケティング戦略。呼び方はさまざまですが、いずれも「戦略を考える」という話です。
では、その言葉を聞いたとき、何から手を付ければいいのでしょうか。どの戦略から考え始めるべきか、意外と決まっていないことが多いのです。
「戦略」と呼ばれるものは、ひとつではない
会社全体の向かう先を決めるのが経営戦略なら、ひとつの事業をどう伸ばし、どう差別化するかを考えるのは事業戦略です。ゼロから事業を生み出すなら新規事業開発戦略、市場への出し方を設計するならGTM戦略。営業、マーケティング、ブランディング、価格。DX、IT・データ、人事、組織。それぞれに戦略があります。
抱えている課題によって、向き合うべき戦略は変わります。ですから最初にやるべきなのは、手元にあるフレームワークを当てはめることではありません。**「いま、自分たちが決めなければならないのは何か」**をはっきりさせることです。
決めたいことから逆算する
戦略ファシリテーターは、この考え方でつくりました。「このフレームワークを使いましょう」から入るのではなく、自分たちは何を目指しているのか、いま何が課題なのか、何を決めたいのか。そこを起点にして、戦略の方向性を整え、実行計画にまで落とし込みます。
目指しているのは、見栄えのよい戦略資料をつくることではありません。考える、整理する、決める、実行する、振り返る。この循環を回し続けることです。
専門家に頼む領域と、自分たちで進める領域
専門家に任せたほうがよい場面は確かにあります。複雑に絡んだ経営課題、規模の大きなM&A、組織の変革、専門的な市場分析。こうした領域では、専門家の経験と知見が大きな価値を持ちます。
一方で、「まず自分たちで整理してみたい」「何から考えればいいかを知りたい」「経営陣で議論する土台がほしい」という場面も多いはずです。そのための選択肢として、戦略ファシリテーターを用意しました。
戦略を誰かに任せるだけでなく、自分たちで考えられる状態をつくる。私たちが目指しているのは、そこです。
同じ分類の記事
- 戦略の考え方約4分
カップラーメン理論
カップラーメンは、10人で囲んでも3分が30秒にはなりません。人を増やすことと成果を増やすことは同じではない。「人が足りない」の前に「何が成果を止めているのか」を考えるための、組織の見方です。
読む → - 戦略の考え方約1分
「先が読みにくい時代」ほど、戦略の価値が上がるという話
183件のデータをまとめた2023年の研究(Hamann et al.)によると、戦略計画の効果は、先の読みにくい環境にある会社ほど大きくなります。変化の激しい時代こそ、戦略計画の価値が発揮されます。
読む → - 戦略の考え方約1分
「成長を続けられる会社」は、実はごく一部
Bainが約8,000社を5年かけて調べると、10年間にわたって成長目標を達成できた会社は8社に1社でした。達成できなかった理由の85%は外部要因ではなく、社内にある自分たちで管理できる要因でした。
読む →
