世界の大企業2,393社が見せてくれた、厳しい現実
McKinseyが世界の大企業2,393社を調べると、実質的な利益の約90%を上位2割が獲得し、ふつうの会社が10年でそこへ上がれる確率は8%でした。ただし思い切った打ち手を打つと47%に上がります。
McKinseyの「Strategy to beat the odds」(2018年)は、2010年から2014年にかけて世界の大企業2,393社を調べた研究です。そこから見えてくる現実は、なかなか厳しいものでした。
利益の約90%は、上位2割に集まっている
コストを差し引いた実質的な利益、いわば会社の「本当の儲け」で並べると、全体の約90%を上位2割の会社が獲得していました。上位2割の平均は年間14億ドル。中位の会社は平均で年間4,700万ドルほどですから、およそ30倍の開きがあります。
そして、中位の会社が10年のうちに上位2割へ上がれる確率は、8%にとどまります。
打ち手の思い切りで、確率は47%へ
ところが、思い切った打ち手を打つと状況は変わります。5つの打ち手のうち3つを実行した会社では、上位へ上がる確率が47%まで跳ね上がりました。McKinseyはここから、「大胆な打ち手を打たないことこそが、最も危険な戦略である」と結論づけています。
戦略を描くだけでは、確率は動きません。何を、どこまで思い切って実行するのか。実行計画の解像度が、業績を分けています。
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