戦略ファシリテーター

振り返り 用語

ふりかえり

やってみた施策の結果と過程をあえて見つめ直し、続ける・変える・次の一手を言語化して次の改善につなげる思考の営み。

結果と過程をあえて見つめ直し、「何が起きたか」「なぜそうなったか」「次にどうするか」を言葉にする。反省会ではなく、次の行動を決めるまで。

振り返りの3つの問い。何が起きたか、なぜそうなったか、次にどうするか何が起きたか結果と過程の事実うまくいった点もなぜそうなったか事実から学びを抽出する次にどうするか続ける・変える・次の一手を決める次のサイクルへ

うまくいった点も含めて事実から学びを抽出する。成功した時ほど省略されがちだが、勝ちパターンの言語化が再現性を生む。KPT・YWT・PDCAは、これを漏れなく行う道具。

説明

振り返りとは、やってみた施策や仕事の結果と、そこに至るまでの過程を、後からあえて立ち止まって見つめ直し、「何が起きたか」「なぜそうなったか」「次にどうするか」を言葉にする思考の営みです。 単なる反省会や失敗探しではなく、うまくいった点も含めて事実から学びを抽出し、次の行動を具体的に決めるところまでを含みます。 戦略立案の5プロセスでは最終工程(実行・結果・振り返り)に位置づけられ、KPT・YWT・PDCAなどの枠組みは、この振り返りを漏れなく行うための道具です。 振り返りで得た学びを次のサイクルに戻すことで、戦略は一度きりの計画で終わらず、回すたびに磨かれていきます。

適用例

従業員15名のB2B向けSaaS企業が、四半期の新規リード獲得施策を振り返る場面を考えます。 目標は月間リード50件でしたが実績は32件(達成率64%)でした。 良かった点として「ウェビナー経由のリードは商談化率が28%と高い」、課題として「広告経由リードは200件集めたが商談化はわずか4%で費用対効果が悪い」、次に試すこととして「広告予算をウェビナー制作費に振り替え、次四半期は月2回開催する」を言語化しました。 この結論を次の計画に反映することで、量だけを追う施策から質を見る施策へと軌道修正できます。 数字と事実に紐づけたからこそ、感覚論ではない改善が可能になります。

よくある誤解・つまずき

  • 「反省会」と同じで、うまくいかなかった点や誰の責任かを洗い出す場だと誤解されやすい。 振り返りの本質は原因追及ではなく、続けるべき成功要因の言語化と次の行動決定にあり、犯人探しになると発言が萎縮して学びが止まる。
  • やって満足で終わりやすい。 振り返りは気づきを出すだけでは効果がなく、「次に何を、いつまでに、誰がやるか」まで具体化して次のサイクルの計画に戻して初めて意味を持つ。 付箋を貼って終わる会は振り返りとは呼べない。
  • フレームワーク(KPT・YWT・PDCA)を使うこと自体が振り返りだと思い込む。 枠組みは事実を漏れなく引き出すための器にすぎず、事実や数字の裏づけが乏しければ、どの枠組みを使っても中身のない感想に終わる。

使うタイミング

戦略立案の5プロセスでは、施策を実行し結果を確認した後の最終工程で行います。 プロジェクト完了時だけでなく、週次・月次・四半期など定期的な区切りで回すのが実務では効果的です。 振り返りの単位(個人・チーム・組織)、頻度、重視すること(改善・学習・定量評価)を先に決めてから枠組みを選ぶと空回りしません。 注意すべきは、目標や指標があいまいなまま振り返ろうとすると事実に基づく評価ができず感想会になる点で、事前にKGI・KPIを定めておくことが前提になります。 また、成功した時ほど省略されがちですが、勝ちパターンの言語化こそ再現性を生むため、達成時にも必ず実施します。

関連する用語・フレームワーク

フレームワークを知らなくても、戦略は立てられます

AI戦略ファシリテーターが対話しながら、あなたの戦略づくりを最後まで伴走します。

7日間無料で試す
監修・運営:株式会社イボルバパートナーズ(戦略コンサルティング)運営者・専門性について