戦略ファシリテーター

PV・UU 用語

ピーブイ・ユーユー

Webサイトの閲覧ページ数(PV)と重複を除いた訪問者数(UU)を測る2大アクセス指標。 集客量と質を読み解く出発点。

閲覧ページ数(PV)と実訪問者数(UU)。PV÷UUで回遊の深さ、UU×CVRで成果につなぐ。

PVとUUの関係の式。PVをUUで割ると1人あたり平均閲覧ページ数。UUにCVRを掛けると成約数PV ÷ UUページ/人1人あたり平均閲覧ページ数回遊の深さ成約数UU実訪問者数×CVRコンバージョン率PV=ページが表示された延べ回数、UU=重複を除いた実訪問者数。1人が3ページ見ればPV3・UU1量はUU、関心度はPV/UU。母数が小さいうちは平均が乱高下する(目安:月数百〜千UU)

説明

PV(ページビュー)は一定期間にページが表示された延べ回数、UU(ユニークユーザー)は同じ期間に訪れた重複を除いた実訪問者数(単位はいずれも「人・回」)。 1人が3ページ見ればPVは3・UUは1と数える。 両者の関係は「PV ÷ UU = 1人あたり平均閲覧ページ数(単位:ページ/人)」で、この商が回遊の深さを表す。 集客の量はUU、コンテンツへの関心度はPV/UUで読み、成果に結びつけるには「UU × CVR(コンバージョン率) = 成約数」の橋渡しで見るのが基本。

適用例

B2B向けクラウド在庫管理SaaS「A社」の自社サイト月次データ。 月間PV=48,000、月間UU=12,000のとき、PV/UU = 48,000 ÷ 12,000 = 4.0ページ/人で、訪問者は平均4ページ回遊している。 資料請求フォームのCVR(申込数÷UU)が2.5%なら、成約手前のリード数 = UU 12,000 × 2.5% = 300件。 ここでSEO記事を強化し翌月UUが12,000→16,800(+40%)、PV/UUが4.0→3.2に薄まってもCVRが2.5%を維持できれば、リードは 16,800 × 2.5% = 420件で+120件。 逆にUUが同じでもCVRが2.5%→3.0%に改善すれば 12,000 × 3.0% = 360件と、UUを増やさず+60件を取れる。 UU(量)とPV/UU・CVR(質)のどちらに伸びしろがあるかを、この分解で見極める。

よくある誤解・つまずき

  • PVが増えれば成果も増えると考える誤解。 PVは延べ表示回数にすぎず、同じ1人が同じページを何度も開いてもPVは積み上がる。 売上に効くのは実訪問者数UUと、その先のCVR(成約率)。 PVだけを追うと、直帰の多い流入や自社スタッフの閲覧まで数字を膨らませ、集客が伸びたと錯覚しやすい。
  • UUを純粋な『人数』と信じ込む誤解。 UUはCookieや端末単位で重複を除いた数で、同じ人がPCとスマホで見れば2UU、Cookieを消せば同一人が別UUと数えられる。 プライバシー規制でCookieが取りづらくなった近年は特に、UUは実人数よりやや多めに出ると理解して読む。 厳密な実人数はログインID基準の指標(DAU/MAU等)で補う。
  • PV/UU(平均回遊ページ数)は高いほど良いと決めつける誤解。 回遊が深いのは関心の裏返しである一方、探している情報にたどり着けず何ページもさまよっている(UI迷子)の表れでもある。 1ページで用が足りるFAQや料金ページはPV/UUが低くて当然。 指標は単独でなく、直帰率・滞在時間・CVRと合わせて意味を判断する。

使うタイミング

②現状分析でWeb集客の実態を数字で把握する局面と、⑤振り返りで施策の効果を測る局面で使う。 まだサイトへの流入がほとんど無い立ち上げ初期にPV/UUの改善を議論するのは早すぎる失敗=母数UUが小さいと平均が数人の行動で乱高下し、意味のある示唆が出ない。 まずUUを一定量(目安として月数百〜千)積んでから質(PV/UU・CVR)を語る。 逆に、PV・UUの増加だけを目標に据えて成約(CVR・リード数・売上)への橋渡しを設計しないのも失敗=アクセスは増えても商談が増えず、集客コストだけがかさむ。 B2B/SaaSではアクセス指標は入口の量を測る道具と割り切り、必ず「UU × CVR = 成果」の式で下流の売上指標まで一続きに見る。 数字を膨らませたいだけの目標(PV至上主義)には使わない。

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